シルバーの造形

銀細工に根差した一世紀を超える工芸技術を称えて

ジョージ ジェンセンの一世紀に渡る歴史は、そのアイコニックな銀製品にも宿っています。20世紀初期のブロッサム (Blossom) ティーポットから2022年のネンド (Nendo) ヴェースまで、どのアイテムも比類なきクラフツマンシップと妥協のない品質に対するジョージ ジェンセンの継続的な取り組みを具現化しています。

 

洗練されたシルバーウェアを見る

Teapot in sterling silver and ebony designed by Georg Jensen for the Blossom Collection
ジョージ ジェンセン | 1905

ブロッサム (BLOSSOM) ティーポット

ジョージ ジェンセン初のシルバーホローウェア デザインのひとつ。このティーポットの細やかなディテールは、銀細工師であったジェンセンのインスピレーション源のひとつである「自然」を取り入れたものです。

GRAPE bowl in sterling silver designed by Georg Jensen
ジョージ ジェンセン | 1918

グレープ (GRAPE) ボウル

ジョージ ジェンセンは自らのシルバーホローウェアを精巧なブドウのオーナメントで飾り、アールヌーヴォー様式全開のスタイルにしました。このテーマは、ブランドの最も成功したジュエリーコレクションのひとつであるムーンライトグレープ (Moonlight Grapes) にインスピレーションを与えています。  
Wine cooler in sterling silver from the Pyramid Collection designed by Harald Nielsen
ハラッド ニールセン | 1933

ピラミッド (PYRAMID) ワインクーラー

アール・ヌーヴォーのディテールや自然からインスピレーションを得た装飾は、1920年代と30年代のアール・デコの波によって、シンプルでスタイリッシュなフォルムに生まれ変わりました。

Pitcher in sterling silver designed by Sigvard Bernadotte for Georg Jensen
 シグヴァルド ベルナドッテ | 1938 

ベルナドッテ (BERNADOTTE) ピッチャー

スウェーデン王子シグヴァルド ベルナドッテは、なめらかなラインと幾何学的なフォルムでデザインへのアプローチを確立し、機能を重視したフォルムを生み出しました。ベルナドッテ王子の名は、ジョージ ジェンセンの最も親密なコラボレーターの一人として今後も輝き続けます。
Pitcher in sterling silver designed by Henning Koppel for Georg Jensen
ヘニング コッペル | 1948 

ピッチャー 856A

彫刻家のヘニング コッペルは、この豪華なピッチャーに彫刻的で有機的なフォルムを取り入れ、今日に至るまでジョージ ジェンセンのデザイン言語の代名詞となっています。 
Tray in sterling silver designed by Verner Panton
 ヴェルナー パントン  | 1988

パントン (PANTON) ディッシュ

影響力のあるデンマーク人デザイナー、ヴェルナー パントンによる斬新で超モダンなデザインは、過剰に整った審美性を避け、アシンメトリーで遊び心のあるフォルムを好んで取り入れたものです。

Vases in sterling silver by Tokyo-based design studio Nendo
Nendo | 2022

ネンド (NENDO) ヴェース

東京を拠点とするデザインスタジオ「nendo」が手がけた新作の花瓶は、水の流動性と自然要素にインスパイアされて誕生しました。日本とデンマークのデザインに共通するミニマリズムとシンプルさを具現化した作品です。